「節約してるのに、全然貯まらない」

外食を減らした。サブスクも見直した。コンビニも我慢している。 それなのに、通帳の残高はほとんど変わらない。

家計の相談を受けていて、私がいちばん多く聞く言葉のひとつです。 特に、結婚や出産が30代後半〜40代だったご夫婦から。

教育費はこれから増えていく。老後のことも気になる。 「これ以上、どこを削ればいいの?」と、行き詰まってしまう。

結論から言います。 貯まらない原因は、多くの場合「削り足りない」ことではありません。 お金の“分類”があいまいなまま、我慢だけを続けていることです。

なぜ「我慢」だけでは貯まらないのか

節約を「削ること」だと考えると、家計は苦しくなる一方です。 削れる場所はいつか尽きるのに、教育費と老後という支出は、これから同時に近づいてくるからです。

晩婚・晩産のご家庭は、この二つのピークが重なりやすい。 だからこそ、必要なのは「もっと我慢する」ことではなく、 今のお金の使い方を“見える化”して、自分たちの価値観で仕分け直すことです。

最初にやる「支出の3分類」

家計簿を1円単位でつける必要はありません。 まずは、ひと月の支出をざっくり3つに分けてみてください。

1. 使いたいお金 … 家族の時間や、大事にしたい価値観に沿った支出 2. 使わなきゃいけないお金 … 家賃・光熱費・食費など、生活に必要な支出 3. なんとなく使っているお金 … 惰性・付き合い・気づいたら消えているお金

この3番目に気づけるかどうかが、分かれ道です。

削るのではなく、気づく。 それだけで、お金の景色が少し変わります。

Q. 何から手をつければいいですか?

まずは3番目、「なんとなく使っているお金」だけを1週間だけ書き出してみてください。 金額の大小より、「これは何のためのお金だっけ?」と自分に問い直すことが目的です。

正解を出すことがゴールではありません。 自分たちが何を大事にしたいのかを、少しずつ言葉にしていく。 その先に、教育費と老後に向けた準備の“入口”があります。

一人で抱え込みやすいテーマですが、大丈夫。 順番に見ていけば、必ず整理できます。応援しています。