値上げのニュースを見て、不安になっていませんか?

金利が上がる。 106万円の壁の条件が変わる。 値上げも続いている。

ニュースを見るたびに、「うちは大丈夫かな」と不安になりますよね。

教育費はこれからかかる。 住宅ローンもまだ残っている。 老後のことも、そろそろ考えないといけない。

そんなときに、いきなり食費を削ったり、投資を増やしたりしなくて大丈夫です。

まずは、ニュースをわが家の数字に置き換えてみましょう。

今月は、3つだけ確認してみてください。

1. 住宅ローンは「金利がいくら上がったか」より、毎月いくら増えるか

変動金利のニュースを見ると、「借り換えた方がいいのかな」と不安になります。

日本銀行は9月の会合で、政策金利を1.25%程度に誘導する方針を決めました。

でも、日銀の数字が常に銀行の金利と一致するわけではありません。

大手銀行各社も今回の日本銀行の金利上昇に対する対策は、さまざまです。

まずは、自分の毎月の支払いが、いくら増えるのか。

ここを確認しましょう。

借入先の銀行から届く案内や、マイページで次のことを確認してみてください。

  • 住宅ローンの金利タイプと、次の見直し時期
  • 見直し後の毎月返済額
  • 返済額が変わる月

返済額シミュレーターも検索すれば、使えるものがありますので 電卓やEXCELではなく、便利なツールを活用いただけると良いと思います。

数字が分からないまま、借り換えや繰上返済を急いで決める必要はありません。

毎月の支払いが増えるなら、教育費や貯金に回せるお金がどう変わるのかを見る。

不安になったときは、一人で抱え込まず、相談できる人を見つけるのも大切です。

2. 扶養内で働いているなら、年収だけでなく週の時間も見る

扶養内で働いている方は、「106万円を超えなければ大丈夫」と年収だけを見ていることが多いと思います。

でも、今年の10月から、106万円の壁に関わる条件が変わる予定です。

月額8万8,000円以上という賃金要件はなくなる予定ですが、週の所定労働時間や勤務先の規模など、確認が必要な条件は残ります。

シフトを出す前に、まずはこれだけ確認してみてください。

  • 週に何時間働く契約になっているか
  • 勤務先では、どんな人が社会保険の対象になるのか
  • 時間を増やしたら、手取りはどう変わるのか

働く時間を増やすことが悪いわけではありません。

ただ、年収だけで決めるのではなく、保険料、子どもの預け先、家で使える時間まで含めて、わが家に合う働き方を考えていきましょう。

3. 値上げのニュースを見ても、買いだめはおすすめしません

値上げのニュースを見ると、「今のうちに買っておかなきゃ」と焦ることがあります。

でも、私は買いだめをおすすめしていません。

必要なときに、必要な分だけ買う。 その方が、結局は一番お得です。

10月1日には酒税率の改正があります。ただし、税率が変わったからといって、すべてのお店の商品が同じように値上がりするわけではありません。

ニュースを見て買い込む前に、家にあるものを確認する。 それだけでも、余計な出費は減らせます。

大事なのは、値上げのたびに我慢を増やすことではありません。

本当に必要なときに、気持ちよく使える状態にしておくことです。

まずは、今週30分だけ確認してみましょう

金利も制度も、ニュースを見た日に答えを出す必要はありません。

今週、30分だけ時間を取って、次の3つを見てみてください。

1. 住宅ローンの次の返済額 2. 自分の週の勤務時間 3. 家にある買い置き

どれも、すぐに家計を変える話ではありません。

でも、わが家の数字が見えると、次に何を考えればいいかが分かります。

ニュースに振り回される前に、まずはわが家のことを確認してみましょう。

参考資料

  • 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」 https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2026/k260918a.pdf
  • 厚生労働省「年収の壁への対応」 https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_001_00002.html
  • 国税庁「酒税法の改正に伴う増減税相当額の適正な転嫁等について」 https://www.nta.go.jp/taxes/sake/kaisei/index.htm